8月12日 THE WALL STREET JOURNAL

8月からTHE WALL STREET JOURNALの紙媒体とデジタル版の
購読を申し込みました。お試し期間3ヶ月で税抜き1,200円。

内容は特に経済系が充実しており文章も読みやすくて満足しているものの、
地方へはゆうメールで数日遅れの配達になるという点がやはりネック。

ちなみに2018年8月現在の購読料金は以下の通りです。

4ヶ月目~12ヶ月目:税抜き5,000/月
2年目以降:税抜き10,000円/月


現住所が九州のため、酷い時は四日分まとめて配達されるようなこともあり、
購読料と配達の遅れから継続はしないことにしました。

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テーマ : 英語 - ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag : 英字新聞 ウォールストリートジャーナル Wall Street Journal

2月23日 源氏物語 桐壺

<原文>
「むなしき御骸を見る見る、なほおはするものと思ふが、いとかひなければ、灰になりたまはむを見たてまつりて、今は亡き人と、ひたぶるに思ひなりなむ」と、さかしうのたまひつれど、車よりも落ちぬべうまろびたまへば、さは思ひつかしと、人びともてわづらひきこゆ。 内裏より御使あり。三位の位贈りたまふよし、勅使来て、その宣命読むなむ、悲しきことなりける。女御とだにいはせずなりぬるが、あかずくちをしうおぼさるれば、いま一階の位をだにと、贈らせたまふなりけり。これにつけても憎みたまふ人々多かり。もの思ひ知りたまふは、様、容貌などのめでたかりしこと、心ばせのなだらかにめやすく、憎みがたかりしことなど、今ぞおぼしいづる。さまあしき御もてなしゆゑこそ、すげなう嫉みたまひしか、人がらのあはれに情ありし御心を、上の女房なども恋ひしのびあへり。「なくてぞ」とは、かかるをりにやと見えたり。

<現代語訳>
「(更衣の母は)亡骸を見ながらも、やはりまだいらっしゃるものと思うが、甲斐もないので、灰になるのを見て、今は亡き人と、一途に思いましょう」と、しっかり仰ったけれど、車から転び落ちそうになられるので、そうだと思ったと、人々も難儀する。宮中より使いがある。三位の位をお贈りになる由、勅使が来て、宣命を読むのも、悲しいことであった。(帝は)女御とさえ呼ばせぬままになってしまったのが、心残りで残念に思われるので、一つ上の位だけでもと、お贈りなさったのであった。このことにつけても、お憎みになる人々が多い。世の情理をわきまえた方は、容姿、顔立ちなどのすばらしかったこと、気立てが穏やかでかどが立たず、憎めなかったことなどを、今になって思い出される。(帝の)見苦しいまでのご寵愛ゆえに、そっけなく妬んでいらっしゃったが、(桐壺更衣の)いとしく思いやりのある人柄を、帝づきの女房なども懐かしくお思いになった。「亡くなってしまってから」とは、こういうことであろうかと思われた。

<注釈>
「なくてぞ」…『源氏釈』は以下の和歌をあげる。「あるときはありのすさびに憎かりきなくてぞ人は恋しかりける」(出所不詳)

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Tag : 源氏物語 桐壺 現代語訳

11月26日 源氏物語 桐壺

<原文>
 御子は、かくてもいと御覧ぜまほしけれど、かかるほどにさぶらひたまふ、例なきことなれば、まかでたまひなむとす。何事かあらむとも思したらず、さぶらふ人々の泣きまどひ、上も御涙のひまなく流れおはしますを、あやしと見たてまつりたまへるを、よろしきことにだに、かかる別れの悲しからぬはなきわざなるを、ましてあはれにいふかひなし。
 限りあれば、例の作法にをさめたてまつるを、母北の方、同じ煙にのぼりなむと、泣きこがれたまひて、御送りの女房の車にしたひ乗りたまひて、愛宕といふ所にいといかめしうその作法したるに、おはし着きたる心地、いかばかりかはありけむ。


<現代語訳>
 御子は、喪中でも(帝は)たいへんご覧になりたいけれど、こうした時に宮中にお仕えなさるのは、例のないことなので、退出しようとなさる。何事かお分かりにならず、お仕えなさっている人々がたいそう泣いて、帝も絶え間なく涙を流されるのを、不思議そうに見ていらっしゃる、普通の場合でさえ、このような別れを悲しまぬことはないのに、ましてその悲しさは言うべき言葉もない。
 (亡骸をこのままにしておくにも)限りがあるので、通例の作法にて(棺に)お納め申し上げるが、母北の方は、同じ煙になって空へ上りたいと、泣き焦がれなさって、お送りの女房の車に後からお乗りになり、愛宕というたいそう厳かに葬儀を行っている所に、行き着きなさった時のお気持ちは、どのようなものであったであろうか。

<注釈>
御子…光源氏
例なきこと…延喜七年(九〇七年)以降、七歳以下の子供は親の喪に服すに及ばないこととなったため、この物語の時代は九〇七年以前ということになる
例の作法…火葬
母北の方…桐壺更衣の母

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Tag : 源氏物語 桐壺 現代語訳

11月17日

もうすぐ三十になる。色々と悩みながら、金融、教育、インフラと渡り歩いてきたけれど、
結局、私はドイツ文学の研究者にしかなりたくないのかもしれない。

11月3日 An die Parzen(運命の女神たちへ)

<原文>
Nur Einen Sommer gönnt, ihr Gewaltigen!
Und einen Herbst zu reifem Gesange mir,
Daß williger mein Herz, vom süßen
Spiele gesättiget, dann mir sterbe.

Die Seele, der im Leben ihr göttlich Recht
Nicht ward, sie ruht auch drunten im Orkus nicht;
Doch ist mir einst das Heilge, das am
Herzen mir liegt, das Gedicht, gelungen,

Willkommen dann, o Stille der Schattenwelt!
Zufrieden bin ich, wenn auch mein Saitenspiel
Mich nicht hinab geleitet; Einmal
Lebt ich, wie Götter, und mehr bedarfs nicht.


<和訳>
ただ一つの夏を恵む、お前たち力強き者たちよ!
また私に一つの秋を、成熟した歌のために、
そして私の心が、甘美な戯れに
満ち足りて、死を迎えるように。

生きながら神のごとく正義をなさぬ者は、
死者の国でも安らわない、
だが私の心の中にある神聖な詩は、
かつて出来たのだ、

その時は来たれ、おお影の国の静寂よ!
私は満足している、我が弦楽が
私をその国へ導かずとも、かつて
私は神々のごとく生きた、それより多くは望まない。

Friedrich Hölderlin Gesammelte Werke
ASIN:B00MYNGH3K KindleNo.4736-4754

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